ユンケル

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「疲れ」や「栄養補給」に関する
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睡眠不足が疲れを倍増させる?睡眠と疲労の深い関係

睡眠不足が疲れを倍増させる?睡眠と疲労の深い関係

みなさんは、一日何時間くらい睡眠をとっていますか?忙しくてあまり眠れないという人もいると思いますが、じつは睡眠時間が慢性的に短い人は、体の疲れが深刻化してしまう可能性があります。今回は、睡眠時間と疲れの関係について詳しくお伝えします。

日本人の平均睡眠時間は「6時間未満」の人が約4割

日本人の平均睡眠時間は「6時間未満」の人が約4割 まずは、日本人の平均睡眠時間を見てみましょう。厚生労働省が行った調査(※)によると、全世代の一日の平均睡眠時間でもっとも多かったのは、「6時間以上7時間未満」で34.6%。次いで多かったのは、「5時間以上6時間未満」と答えた人で全体の30.3%でした。さらに「5時間未満」という人は8.8%で、「睡眠時間6時間未満」という人が合計39.1%いることがわかっています。

どれだけ睡眠を取ったら良いかは個人差が大きいため、一概には言えません。6時間未満でも日中の行動に支障がなく、眠さを感じなければ問題ありませんし、逆に7時間以上寝ていても、頭がスッキリしなかったり、眠さやだるさを感じたりするようであれば、睡眠不足と言えるでしょう。いずれにしても、日本人は世界のなかでも睡眠時間が短い傾向にあり、年々減り続けていることは事実です。

もうひとつ気になるのが、睡眠の質という点。同じ調査では、「寝付きにいつもより時間がかかった」「夜間、睡眠途中に目が覚めて困った」「日中、眠気を感じた」など、睡眠の質になんらかの困りごとを感じている人は、なんと全体の7割にのぼるという結果が出ています。

睡眠不足が招く体の不調

睡眠不足が招く体の不調 慢性的な睡眠不足や質の良くない睡眠(睡眠負債とも呼ばれます)が私たちの体や心に多大な影響を与えることは、さまざまな研究からわかっています。たとえば、日中の眠気、注意力散漫、モチベーション低下、記憶力減退、ホルモン分泌や自律神経機能の乱れ。意外なところでは、食欲が増大することもあるようです。

さらには、睡眠不足が続くことで、疲労感の増大にも繋がります。というのも、私たちは睡眠中に心身を休養させているから。呼吸や脈拍はゆっくりになり、体中の筋肉や血管が緩んでリラックス状態に。特に、睡眠のリズムの中でも深い眠りであるノンレム睡眠中に、成長ホルモンの分泌が促進され、自律神経の調整が行われているのです。

つまり、質の良い睡眠は、体の疲労、心の負担を解消してくれます。反対に言えば、必要な睡眠がとれていないと、疲れが取れず、体も心もボロボロになってしまうのです。

仮眠をうまく取り入れて、疲れ知らずの体に!

仮眠をうまく取り入れて、疲れ知らずの体に! 睡眠が足りず、日中の眠気が強いときは、予期せぬ事故やトラブルが起こりがちです。そうなる前に、少しでも睡眠負債を返済できるようにしましょう。

おすすめは、仮眠をとること。いわゆる昼寝です。午後の早い時間に15分を目安に仮眠をとると、頭がシャキッと冴えて、その後の作業効率が格段にアップします。ただし、30分以上眠ってしまうと、今度は夜の睡眠に影響を及ぼす可能性があり、逆効果。夕方近くに眠ってしまっても同様です。

夜に十分な睡眠時間を確保できない人は、日中に短時間の仮眠を取り入れてみてはいかがでしょうか。「昼寝をする時間もとれない!」という場合は、カフェイン入りの栄養ドリンクを飲むのもおすすめですよ。睡眠不足を防いで、健康な心と体を手に入れましょう!

※:令和元年国民健康・栄養調査報告
https://www.mhlw.go.jp/content/001066903.pdf

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