栄養ドリンクは、決められた用法・用量を守れば、基本的にいつ飲んでもOK。ですが、目的に応じて飲むタイミングを変えると、より効果が感じられるでしょう。

大きく分けて、飲みタイミングは2つ。「今日一日頑張りたい！」と交感神経を優位にさせたいときは、朝。「一日よく働いたから、しっかり疲れをとりたい」という場合は、副交感神経を優位にさせるべきなので、夜がおすすめです。

また、栄養ドリンクの種類によっては、体調や体質を考慮して開発されたものもあります。パッケージに目的が書かれていることがあるので、ぜひチェックを。どれが良いのかよくわからない場合は、薬局などの薬剤師に聞いてみるのが一番です。成分など気になる点がある場合も、ぜひ相談してみてください。

飲みタイミングは大きくわけて朝と夜の2回とお伝えしましたが、「では、食事の前か後かどちらが良いか？」という疑問も多く耳にします。

極論は、食前でも食後でもどちらでも問題ありません。しかし、栄養分の補給という観点で見ると、「食後」の方がおすすめ。というのも、空腹時よりも胃の中に食べ物がある状態の方が、栄養ドリンクに含まれている栄養素を血管に無駄なく運ぶことができるからです。

胃があまり強くないという人にとっても、食後の服用がおすすめです。「いつ飲んだか忘れてしまう！」ということもよくありますので、「栄養ドリンクは食後に飲む」と決めておくと良いかもしれません。

「一日の疲れを回復させたいから、夜寝る前に飲んでいる」という人も少なくないのではないでしょうか。もちろん構いませんが、ひとつだけ気をつけてほしいのが、カフェインが入っているかいないかという点。

栄養ドリンクの中には、脳を活性化させたり、体を目覚めさせたりするために、カフェインが含まれているものが多くあります。この作用によって、夜眠れなくなってしまう人も。そのため、就寝前に飲むのであれば、ノンカフェインのものを選びましょう。

また、普段からコーヒーや紅茶などカフェイン入りのドリンクをよく飲む人は、プラス栄養ドリンクを飲むことで、一日のカフェイン量の目安をオーバーする可能性もあります。過剰に気にする必要はありませんが、場合によってはノンカフェインのものを選ぶことをおすすめします。

自分の体調や目的、体質に合わせてベストなタイミングで飲めば、栄養ドリンクはさらにアクティブな毎日をサポートしてくれます。さあ、今日も元気いっぱいで一日を過ごしましょう。