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コラム
最終更新日:2025/12/24
つらい眼精疲労の原因と対処方法|目のかすみや乾燥を感じたら

夕方になると目がかすみ物が見えにくい、ピントが合いづらい、目が乾燥するなど、目の異常にお困りではありませんか?その症状、視力の低下ではなく、目の疲れによるものかもしれません。「疲れ目」は一時的な目の症状であり休息によって改善しますが、「眼精疲労」は休んでもなかなか改善がみられない慢性的な症状です。ここまで進行すると、目の症状以外にも頭痛や肩こりなど体にも影響が及ぶこともあります。
今回は、さまざまな健康トラブルを引き起こす「眼精疲労」について、原因や対処法をお伝えします。生活の中で、目のかすみやピントの合いにくさなどの目のトラブルにお悩みの方は、ぜひ解決のための参考にしてください。
目が疲れる理由
私たちの目は、日常的に酷使されている状態です。パソコンやタブレットを使った長時間のデスクワークに加えて、仕事以外でもスマートフォンを長時間使用する人もめずらしくはありません。また、教育現場においてもデジタル機器が普及しており、目の酷使によるトラブルはいまや子どもにも広まっています。このような、ディスプレイをもつ情報端末を長時間見続けることで、心身に生じる不調の総称を「VDT(Visual Display Terminal)症候群」と言い、以下のような原因で起こります。
- ・一点を見続けることで、まばたきの回数が減り、目が乾燥する
- ・近くを見続けることで、眼球運動やピント調節に関与する筋肉の緊張状態が続く
パソコンやスマートフォンの画面などを凝視すると、集中してまばたきの回数が減りやすくなります。まばたきが減ると、目の表面にある涙が乾いてドライアイの状態となり、目への負担が大きくなることも疲れ目の理由です。さらには、近くを長時間見続けることで、眼球を動かす筋肉やピントを調節する筋肉の緊張状態が続き、筋肉疲労を起こすのです。
ただし、目の疲れの原因は、デジタル機器の使用だけではありません。目の疲れを感じるそれ以外の理由として、一般には以下のような原因があげられます。
- ・メガネやコンタクトレンズの度数が合っていない
- ・老眼で常にピントを合わせようと筋肉の緊張状態が続いている
- ・緑内障や白内障・ドライアイなど眼の疾患がある
- ・クーラーや暖房、直射日光などの環境により目が乾燥・刺激を受けている
老眼や、メガネやコンタクトの度が合っていない場合も、常に目がピントを合わせようと頑張り続けることで、目の疲れの原因となります。矯正を行う場合は、しっかりと度数のあったものを使用するようにしましょう。眼疾患だけでなく日常的にさらされている環境も、疲れ目に影響している可能性があります。定期的な眼科受診や目薬・サングラスの使用など、目を守る対策が必要です。
疲れ目が眼精疲労に悪化するリスク
疲れ目は一時的な症状であり、睡眠や休憩を取って目を休ませることで症状が改善します。しかし、疲れ目を放置していると、症状がどんどん深刻化するリスクがあります。いつの間にか、休息をとっても回復せず、目のかすみや乾燥、痛み、まぶたが重いような不快感がおさまらない「眼精疲労」へと繋がってしまうかもしれません。
また、眼精疲労は目の症状だけではなく、体も同じようにストレスを感じています。そのため、悪化すると全身にも影響を及ぼすリスクがあります。ひどい肩こりや頭痛、めまいや吐き気、全身の倦怠感、さらにはイライラするなど精神面に作用することもあり、症状は多岐にわたりさまざまです。眼精疲労によって、目や体調に異変が生じる前に何らかの対策が必要です。対象物との距離を十分にとる、時間を決めてデジタル機器を使用するなど、できることから始めてみましょう!
眼精疲労のセルフチェック
まずは、自身が感じている目の症状が「眼精疲労」かどうか確認してみましょう。
- ☑目の奥の方が痛い
- ☑目を使う作業が続くと、吐き気がする
- ☑まぶたが重く感じる
- ☑よく充血する
- ☑頻繁にめまいがする
- ☑肩や首のコリがひどい
- ☑頭痛に悩んでいる
- ☑夕方になると特に、目がかすむ
- ☑全身に倦怠感がある
これらの症状は眼精疲労でなくても起こるため、すべてが眼精疲労に直結するわけではありません。しかし、リスト内のチェックがついた項目が多いほど、眼精疲労の可能性は高く深刻な状態だと考えられるため注意が必要です。目の健康の目安として、定期的にチェックするとよいでしょう。
いますぐできる!眼精疲労の対策方法5つ
眼精疲労を解消・予防するためには、次の方法が有効です。
1. 1時間に1回、5分ほど目を休める
長時間近くのものを見続けると目の筋肉を緊張させ続け、疲れの原因となります。1時間ごとに5分程度遠くを見る、対象物との距離を離すなど、十分に目の休憩をとりましょう。
2. 意識的にまばたきをする
意識的にまばたきを増やすことで、目の乾燥を防ぎ、疲れの予防に効果的です。
3. 目の疲れに効果的な成分をとる
枸杞子(クコシ)などの生薬や、アントシアニン、ルテイン等の成分は疲れ目に良いと言われています。これらの成分が入った栄養ドリンクやサプリメントを摂取することもおすすめです。
4. 目の周りのツボを押す
眉頭の内側や目頭、こめかみ周辺にはツボが多くあります。気持ち良いと感じるくらいの強さでマッサージすることで、目の疲労感が緩和されるでしょう。
5. 血流を良くする
目の周囲の血行改善のためにホットタオルを使い目に当てると、血行が良くなるだけでなくリラックス効果もあり休息にぴったりです。ストレッチや入浴などで全身の血流を促すのもおすすめです。
いずれも手軽な方法なので、少しの時間で無理なく試すことができます。仕事中や勉強中など、気が付いたときに行ってみてください。ただし、長期間症状が改善されない、我慢できないほどの症状がある場合は、目に関連した病気が隠れていることもあります。糖尿病や飛蚊症などが原因で目の異常を感じている可能性もあるため、迷わず眼科を受診・相談して、必要な検査や治療を受けるようにしましょう。
「疲れ目」を「眼精疲労」に進行させないよう、日頃から意識が大切です。ぜひ、本記事で紹介した内容の中で、始められそうな対策から試してみてください。
