「疲れ」や「栄養補給」に関する
アンケートを通じて分かったことや、
役立つコラムなどをご紹介。
コラム
長時間集中して仕事をしていると、決まって悩まされるのが肩こりや腰痛です。これが重症化してくると、なかなか仕事に身が入らなくなってしまいます。そういう状況にならないためにも、普段の生活の中で簡単に実行できる解消法を知っておくことが大切です。
同じ体勢で体をあまり動かさずにデスクワークを行っていると、肩こりや腰痛になることがあります。体を長時間動かさずにいた場合、血流が悪くなって筋肉に十分な血液が行き渡らなくなり、筋肉繊維が硬くなっていきます。硬くなった筋肉繊維が蓄積されると、やがて痛みを感じるようになります。これが慢性化すると、薬などの対処療法だけではすぐには解消できないこともあります。また、一時的に治ったとしても、すぐにぶり返してしまう可能性もあります。そこで慢性化する前に、肩こりや腰痛の原因をなるべく取り除いておくといいでしょう。そのためには、長時間同じ体勢を続けることがないように合間を見つけて体を動かすことや、一部の筋肉のみに負担がかからないように常に正しい姿勢を維持することが大切です。
肩こりや腰痛を感じたら、次に紹介する「デスクで簡単にできるストレッチ方法」を実行して、肩や腰まわりの筋肉を動かすようにしてみましょう。
緊張やストレスは血流が悪くなるため、肩こりや腰痛の原因になります。これを解消するには、忙しい職場であってもリラックスタイムを持つことが大切です。職場でリラックスすることは人目があって難しいという場合もありますが、目立たずにリラックスする方法もあります。一番のおすすめは「深呼吸」です。深呼吸は仕事をしながらでも簡単にできるので、ぜひ実行してみましょう。コツは、まずは苦しいと感じる直前まで口から少しずつ息を吐ききり、その後胸を大きく開きながら鼻で息を吸い込みます。これをあわてずにゆっくりと行い、何回か繰り返すと次第にリラックスしてきます。次におすすめするのは、「心が落ち着くような香りを嗅ぐ」ことです。良い香りにはリラックス効果があります。仕事の合間にコーヒータイムを設けて、コーヒーの香りを楽しみながらホッと一息入れてみたり、好きな香りのアロマを時々嗅いだりするなど、香りの効果を試してみましょう。
肩こりや腰痛を和らげるコツは、ストレスを溜めず、なるべくこまめに体を動かして筋肉まわりの血流を良くすることです。今回紹介したストレッチやリラックス方法を、仕事の合間を見つけてぜひ実行してみてください。また、普段の姿勢の悪さも肩こりや腰痛に影響しますので、いつも背筋をピンと伸ばすような意識を持っておくことも大切です。