「疲れ」や「栄養補給」に関する
アンケートを通じて分かったことや、
役立つコラムなどをご紹介。
アンケート
最終更新日:2025/12/24

大事なイベントや、仕事が休めない時に限って、運悪く風邪をひいてしまった!なんて経験はありませんか?感染症が流行する季節は、感染対策に注意し気を配っていても風邪をひいてしまうこともあります。こんな時には、一刻でも早くつらい風邪を治せる方法を探したくなりますよね。
今回は、風邪を早く治すために、皆さんがいつも何を意識しているのかアンケートをとりました。結果と実際に必要な対処方法について解説します。
以下のグラフは、風邪を早く治すためにやっている対策についてのアンケート結果です。
■調査地域:全国 ■調査対象:20〜60歳の男女 ■調査期間:2025年11月12日 ■有効回答数:100サンプル
アンケートの結果、「よく寝る」が最も多い結果となりました。少しでも横になったり、身体を休めたりすることを重視する意見が多くあがっているようです。また、2位は「しっかり栄養補給する」、3位は「体を温める」という結果になりました。薬を飲むにしても、まずは身体の免疫力という土台が大切と考えての行動でしょう。
風邪にかかる原因はウイルスであり、発熱や痰などの諸症状は、体内に入ってきたウイルスの増殖を防ぎ排除しようと体が戦っている反応です。そのための体の準備として、休息をとること・栄養を補給する・身体を温めることは、風邪を治す基本として昔から続く知恵です。そのため、年代を問わず、行っている対策が統一されたアンケート結果になったのだと予想されます。
では、風邪を早く治すために本当に効果のある方法は何なのでしょうか?ここではポイントを3つにしぼってご紹介します。
美容や健康に良いというイメージの強いビタミンですが、風邪の予防や風邪をひいてからも効果を発揮します。ビタミンB群は、エネルギー産生を促し、疲労や体力の回復に効果的な栄養素です。喉や鼻などの粘膜を健康に保つ役割もあるため、風邪予防にもおすすめです。また、ビタミンCには免疫細胞を活性化させて、免疫機能を高める働きがあり、風邪の重症化を抑えることが分かっています。果物や野菜に多く含まれており、消化のよい食事で栄養を補うのがおすすめです。食欲がなく食べ物での摂取が難しければ、サプリメントや栄養ドリンクで補うのもよいでしょう。
粘膜の乾燥は、バリア機能を低下させ、鼻や喉からウイルスや細菌が侵入しやすくなります。それを防ぐためには、水分摂取や加湿器を使い粘膜を潤すとよいでしょう。発熱がある場合は、脱水にならないよう、スポーツドリンクなどで失った水分と電解質をこまめに補うことも大切です。ただし、冷たい飲み物は体を冷やして免疫の頑張りを妨げる可能性があるため、体を温めるような飲み物がおすすめです。高熱やぐったりとした状態でなければ、お風呂で体を温めるのもよいでしょう。血行が良くなり、リラックス効果も得られます。ただし、入浴は短時間にとどめ、湯冷めしないように気を付けてください。
風邪を治すためには、質の高い睡眠が大切です。体が休んでいるとき、体内では免疫細胞が感染の原因であるウイルスと戦っています。その戦いのためにエネルギーが使われるようにし、他で消耗することがないよう体をゆっくりと休めましょう。そのためにも、部屋の音や照明、温度、湿度など、環境を整えると質の高い睡眠が期待できます。可能であれば、 寝る直前のスマートフォンやテレビの使用も、入眠の妨げになるため控えましょう。
これらの対処法は、健康や病気の予防にもなるため、風邪をひく前の対策としても有効です。インフルエンザなどの感染症が流行する時期は、症状が出る前に普段から日常的に行うとよいでしょう。予防であれば、適度な運動を生活に取り入れるのも効果的です。疲れて免疫力が下がりがちな時も、風邪をひく可能性が低くなります。
また、風邪の治りを早めたい場合、発症した後の初期対応が重要です。風邪のひき始めの段階で、市販の風邪薬を内服する・早めに帰宅して休むなど、すぐに対策をとるよう心がけましょう。症状の程度がひどい、長引く、悪化してきたなどの場合は、無理せず状況に応じて病院を受診することも大切です。
アンケート結果で明らかになった「自分の風邪を早く治す方法」は、実際に風邪を早く治すために必要な対応でもありました。皆さん、これまでの経験に基づいて、身をもって正しい方法を理解しているようです。昔から良いと言われていることには、根拠に基づく理由があることが分かりました。
しかし、「よく寝る」ことが風邪を治すのに良いと分かっていても、突然仕事を休めない人も多いでしょう。「ビタミンや水分補給」が大切でも、バランスの取れた食事や適切な水分補給にまで手がまわらない人もいるはずです。そんな時は、風邪薬で症状を緩和して休息を十分にとったり、栄養ドリンクやサプリメントを活用して疲労や体力回復によって風邪の治りを早めるサポ-トをしたりと、自分の状況にあった対応をとるとよいでしょう。栄養ドリンクやサプリメントは種類が多いため、症状や目的に合わせて製品を選んでみてください。
また、普通の風邪だと思っていたら、厄介な感染症だったというケースも中にはあります。インフルエンザやコロナウイルスだけでなく、普通の風邪でも重症化し肺炎などを引き起こすリスクがあります。特に、子どもや高齢者は注意が必要です。「この風邪何かおかしい」と不安や疑問を感じたら、医療機関で相談してみましょう。医師の診察のもと、検査や治療を受けることがおすすめです。
くしゃみや咳、鼻水、鼻づまり、頭痛・のどの痛み等、風邪のひき始めの症状はたくさんあります。これらに気が付いたら、なるべく早めの対応がスムーズな回復につながります。1日も早く風邪を治し体力の回復を目指しましょう!必要時には、早期に風邪を治すための方法として、本記事で紹介した内容をぜひお役立てください。