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コラム
更新日:2026/02/19
疲れが取れない真の原因とは?疲労感が抜けない時の疲労回復法を解説

「なぜか寝ても体がスッキリしない」「いつまでたってもだるさや疲労感が抜けない」といった、取れない疲れにお悩みではありませんか?疲労が続くとやる気や集中力も下がりやすく、仕事や家事など生活のパフォーマンスも落ちてしまいます。また、疲れは目に見えないため、休まずに無理が増えがちになり、どんどん悪くなるケースも珍しくありません。
今回は、そんな一筋縄では取れない疲れを解決するため、疲労の原因や疲労回復の方法についてご紹介します。疲労感で毎日つらい、しつこい疲れを何とかしたいとお悩みの方は、ぜひ本記事での解説を疲労回復の参考にしてみてください。疲れの取れた軽い体ならば、仕事でも家事でも高いパフォーマンスが発揮できるでしょう。
疲れが取れない真の原因とは?
体が疲れる原因には、以下のようなさまざまな理由があります。
- 働きすぎや激しい運動などによる身体的疲労
- 過度な緊張やストレス、長時間のデスクワークなどによる精神的疲労
- 不規則な生活リズムによる自律神経の乱れ
- 食生活の乱れによる栄養不足
- 睡眠時間の不足や睡眠の質低下
- 貧血や糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、甲状腺機能低下症などの疾患が隠れている
なかなか疲れが取れにくいと悩んでいる人は、これらの項目や特徴に当てはまってはいませんか?もちろん、1つではなく複数に該当する人も多いでしょう。上記の要素が十分に対応されずに続いていると、一時的な疲れから慢性的な疲労へと悪化してしまいます。
自身の疲れの背景を知り、問題を放置せずに必要な対処をしなければ、疲れは取れずに蓄積していきます。まずは、自分のライフスタイルを振り返り、見直す必要がある点を確認してみましょう。それに応じた対策が必要です。
睡眠と食事による疲労回復の重要性
疲労の主な原因として、心身の酷使と生活習慣の乱れが大きく関係しています。病気が疲労の原因でない限り、セルフケアでの改善が期待でき、その疲労回復のために非常に重要なのが、「睡眠」と「食事」です。この2つは、疲れを取るために以下のような働きをしています。
【睡眠】
睡眠中は、副交感神経が優位になることで心拍や血圧も落ち着き、心も体もリラックスしている状態です。
睡眠中には成長ホルモンが大量に分泌され、筋肉や細胞の修復を促すことで肉体的な疲労の回復につながります。また、眠りの質や時間を大切にすることで、自律神経が整い心の安定をもたらす効果もあるため、ストレス耐性が高まり、気分の落ち込みやイライラのような精神的疲労の予防や回復にもなります。日中、脳に溜まった老廃物が排出されるのも睡眠中です。記憶の定着や整理が行われるため、しっかりと睡眠をとることで仕事のパフォーマンスも上がるでしょう。
つまり、適切な睡眠の確保により睡眠不足を解消すれば、身体と精神、両方の倦怠感軽減として結果が現れ、疲労予防にもつながるのです。
【食事】
疲労回復には、活動で消耗したエネルギーや栄養素を補充し、疲労の原因となる「代謝の低下」や「活性酸素の蓄積」を抑えることが大切です。そのためには、5大栄養素と言われる、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルがバランスよく摂れる食べ方が重要です。ビタミンB群を摂ることでエネルギー生成が円滑になる、タンパク質で細胞の修復を促す、ビタミンC・Eで活性酸素から体を守るなど、必要な栄養素を体に取り入れることで疲労回復につながります。それに加え、栄養バランスの良い食事は、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの材料を生み出したり、食事の満足感で幸せホルモンが分泌したりと、食事は精神的安定の上でも必要不可欠です。
休息と食事は、心身の回復力を高めてくれる2本柱とも言えます。肉体的な疲労と同様に、精神的な疲労にも大きな影響を与え、どちらの機能を回復させるにも必要な対策です。疲れを感じたら、この2点の乱れを整えることがおすすめです。できることから意識してみましょう。
日常生活でできる疲労回復方法
疲れの解消には睡眠と食事が大切と分かっていても、具体的には何をすればよいか迷う人も多くいるでしょう。ここでは、うまく質の良い睡眠をとるためのポイントと、バランスの良い食事をとるためのポイントをまとめました。疲れの症状を感じる方は、早期対策が重要です。ぜひ、以下の具体策を可能なものから始めてみてください。
【睡眠】
- 起床時間と就寝時間はできるだけ毎日同じ時間にする
- 朝は太陽の光を浴び、体内時計を整える
- 就寝前はカフェインやアルコールの摂取を控える
- 夜中や寝る直前までパソコンやスマートフォン、テレビの使用は止める
- 寝る前にストレッチや瞑想、呼吸法などリラックスタイムをとる
- 入浴は寝る1~2時間前までに済ませ、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
- 就寝時の寝室は、音や光・湿度・温度などを快適な環境に調整する
【食事】
- 1日3食摂り、必要なエネルギーを補給と生活リズムを整える
- 体の構成に必要不可欠なタンパク質は、毎日欠かさず摂取する
- 5大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル)をバランスよく摂取する
-
疲労から体を守る抗酸化作用が含まれる栄養素や食材を知り効率よく活用する
ビタミンB1:ウナギ・カツオ・大豆・ピーマン・ブロッコリー
パントテン酸:豚レバー・子持ちカレイ・サケ
クエン酸:梅干し・レモン・グレープフルーツ
イミダゾールジペプチド:鶏むね肉・カツオ・マグロ
コエンザイムQ10:牛乳・イワシ・サバ・ナッツ類
L-カルニチン:ラム肉、牛肉・豚肉・鶏肉・カツオ - 夕食は就寝の2~3時間前までに済ませ、寝る直前の食事は控える
体と心(脳)の疲れをとるために、睡眠と食事はおろそかにせず、以上の内容を参考にできることから試してみてください。運動不足の自覚がある人は、散歩などの軽い運動を取り入れて体を動かすと、心地よい疲労感で入眠を促し不眠を改善したり、食欲が増したりとさらに良い反応が期待できます。また、食べる量が少なく栄養がとれているか心配なケースでは、日々の食事の質を意識するとよいでしょう。
普段気にせずに行っている習慣に、改善の必要性があるかもしれません。睡眠や食事などの生活習慣の改善で効果が感じられない、倦怠感の程度が強い、長く続く、繰り返すなどの異常を感じた場合、何らかの病気が影響していることもあります。その際は、かかりつけ医の医師への相談や医療機関の受診を行うことも検討しましょう。場合によっては、診断に応じて検査や治療が必要です。
本記事の情報が役立ち、健康の維持や疲労回復の助けとなれば幸いです。ぜひ、生活習慣を見直すきっかけにお使いください。
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最近よく「糖質疲労」という言葉を耳にするようになりました。これは正式な医学の用語ではありませんが、糖質の過剰な摂取が引き起こす眠気や全身がだるい疲労感などの不調を表しています。主な原因は、食後の高血糖と血糖値の乱高下、すなわち血糖コントロールの不良です。糖質の多い食事を摂ると、血液中にブドウ糖が増加して急激に血糖値が上昇します。しかし、これを抑えようとインスリンというホルモンが大量に出されるため、今度は血糖値が急降下します。このような、食後高血糖や血糖値の乱高下が起き、眠気や疲労などの不調が生じるのです。また、血糖コントロールが悪い状態が続くと、糖尿病だけでなく、高血糖により血管に負担がかかることで心筋梗塞、脳卒中などのリスクを引き起こし、命に係わる可能性があります。バランスの良い食事と規則正しい生活習慣が有効な対処法になり得ます。誰にでも起こり得る疲れのサインのひとつとして知っておくと役立つでしょう。
