ユンケル

植物性生薬

動物性生薬

菌類性生薬

カイバ(海馬)

動物性

カイバ

タツノオトシゴの一種、ヨウジウオ科ウミウマ属の魚類であるオオウミウマやサンゴタツなどを乾燥したもの。薬用部分は内臓を除いた全体で、天日干ししたものを用いる。大きく色が白いものが良いとされる。タツノオトシゴの仲間は雄が子を産む魚として知られ、雄の腹には育児嚢があり、雌が産み付けた多数の卵を孵化するまでそこで保護する。7cm以下の幼体はカイソ(海岨)またはショウカイバ(小海馬)と呼ばれて区別される。

学名
HIPPOCAMPUS
日本名
海馬(カイバ)
主な産地
中国、台湾
基原
ヨウジウオ科ウミウマ属のオオウミウマなど
用 途
強壮、強精、インポテンツ、性欲促進、血流量増加、鎮痛

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉

起 源
ヨウジウオ科ウミウマ属のオオウミウマやイバラタツなどを乾燥したもの。カイバは大型のもので体長23cm、カイバの幼少体である海蛆(かいす)は体長7cmほど。内臓を除き日干しされた海馬は、大きく色が白いものが良いとされる。
薬 効
男性ホルモン作用があり、マウスの発情期を延長させる作用が確認されている。漢方では補陽(冷え・疲れ・倦怠感・頻尿などの改善)、強壮、活血(血流促進)の効能があるとされ、男性の性的不能や夜間頻尿、老人性咳嗽、難産時の分娩促進などに用いられる。

search豆知識

「魚のようだが頭は馬、くちばしは黄または黒。海人はそれを食べず、乾燥させて難産の時にそなえる」(除表『南方異物志』)と、まるで想像上の生き物のように書かれている海馬。実はタツノオトシゴのことで、日本では江戸時代まで「虫」とされていたそうです。確かに虫やエビのように見えますが、立派な魚の仲間。タツノオトシゴの夫婦は仲むつまじく、とても子づくり上手。実際、乾燥させた海馬には男性ホルモン作用があるとされ、中国では大小の海馬を一対にして赤い紐でくくったものを「対馬」と呼び、男性には性欲促進、女性には難産や血気痛に用いて古くから珍重していました。

chevron_left一覧に戻る

カイバ
が配合されている主なユンケル