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トチュウ(杜仲)

植物性

トチュウ

トチュウ科のトチュウの樹皮を乾燥したもの。トチュウは1科1属1種の特異な植物で、寒さに比較的強い落葉高木。幹の高さは20m、径40cmほどになる。生薬は油気が多く潤いもあり横に折って引き伸ばすと銀色の綿糸がたくさん出るものが良品である。

学名
EUCOMMIAE CORTEX
日本名
杜仲(トチュウ)
主な産地
中国(各省などに主産し、四川・貴州省が産量最大で品質も良い)
基原
トチュウ(トチュウ科落葉高木)の樹皮
用 途
強精、強壮
鎮痛
胃虚、腰膝の疼痛、妊婦の腰重に応用

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉

起 源
トチュウ科のトチュウの樹皮を乾燥したもの。トチュウは日本でも植物園などでは栽培される寒さに比較的強い落葉高木で、幹の高さは20m、径40cmほどにもなる。
樹皮は縦じわがあり褐色を帯びた灰白色だが、内面は滑らかで暗紫色である。また、葉は8〜20cmの先の尖った楕円形で、若い木の葉には薄く毛が生えているが、成熟した木の葉は光沢がある。植物分類上1科1属1種という珍しい植物で、葉、若枝、樹皮は折ると白糸を引くのも特徴である。生薬は油気が多く潤いもあり横に折って引き伸ばすと銀色の綿糸がたくさん出るものが良品である。
薬 効
強壮、強精、鎮痛作用のほか、血圧降下、利尿、中枢抑制作用、糖代謝の改善、虚弱体質改善作用などがある。漢方では肝腎を補い、腰や膝の筋骨を強め、流産を予防する効能があるとされ、足腰の衰弱や酸痛、排尿困難、陰部湿疹、帯下、不正子宮出血、高血圧などに用いられる。

search豆知識

中国最古の薬書『神農本草経』(500年頃)には「精気を増し、筋骨を堅くして志を強くし、小便余歴を除く。久しく服用すれば身を軽くし、老いに耐える」と記されています。その名前は「杜仲」という人がある植物の樹皮の煎じ液を飲んだところ,仙人の悟りを開いたという故事に由来しています。最近の研究では血圧降下作用が認められ、またダイエット効果も期待できるとして、日本でも注目を集めるようになりました。日本では杜仲の葉をお茶として活用する人が増えていますが、漢方では薬効の強い樹皮を用います。

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トチュウ
が配合されている主なユンケル