ユンケル

植物性生薬

動物性生薬

菌類性生薬

コウジン(紅参)

植物性

コウジン

ウコギ科のオタネニンジンの根を細根をつけたまま蒸し上げ乾燥したもの。中国、朝鮮半島原産の多年生草本で、根茎は短く、主根は肥大して分岐する。生薬には秋に5〜6年生の根を採取して用いる。類白色で太く、潤いがあり、重質で味が甘く後にわずかに苦いものが良品。また、その調整法により、細根および周皮を除き乾燥させたものを白参、周皮を取らず軽く湯通しして乾燥させたものを雲州人参という。

学名
GINSENG RADIX RUBRA
日本名
紅参(コウジン)
主な産地
韓国、中国、北朝鮮、日本(長野、福島、島根)
基原
ウコギ科のオタネニンジンの根
成分
ギンセノシド(サポニン)、精油、ヌクレオシド、ペプチドグルカン、ミネラル、ビタミンB1・B2 、コリン、糖質、非タンパク性アミノ酸など。

search豆知識

原生薬であるオタネニンジン(高麗ニンジン)の栽培には約6年かかり、大地の栄養を限界まで吸収させるため、連続して同じ土地で栽培することができません。中国では不老長寿の霊薬として尊ばれ、学名には「全ての病気を治療する万能薬」という意味のギリシャ語が用いられていることから、全世界において効果が実証されてきた生薬です。そのオタネニンジンを特別な製法で最高級品に仕上げたものがコウジンです。

chevron_left一覧に戻る