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コウジン(紅参)

植物性

コウジン

ウコギ科のオタネニンジンの根を細根をつけたまま蒸し上げ乾燥したもの。中国、朝鮮半島原産の多年生草本で、根茎は短く、主根は肥大して分岐する。生薬には秋に5〜6年生の根を採取して用いる。類白色で太く、潤いがあり、重質で味が甘く後にわずかに苦いものが良品。また、その調整法により、細根および周皮を除き乾燥させたものを白参、周皮を取らず軽く湯通しして乾燥させたものを雲州人参という。

学名
GINSENG RADIX RUBRA
日本名
紅参(コウジン)
主な産地
韓国、中国、北朝鮮、日本(長野、福島、島根)
基原
ウコギ科のオタネニンジンの根
用 途
強壮、強心、鎮静
健胃補精、消化不良、嘔吐、弛緩性下痢、食欲不振に応用

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬局方 第十四改正〈じほう〉財団法人日本公定書協会編集、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉、日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、汎用生薬便覧 平成12年10月〈日本大衆薬工業協会 生薬製品委員会生薬文献調査部会〉

起 源
ウコギ科のオタネニンジン(一般に高麗ニンジンの名で知られる)の根を細根をつけたまま蒸し上げ乾燥したもの。中国東北部、朝鮮半島原産の多年生草本で、根茎は短く、主根は肥大して分岐する。4〜7月頃に淡緑色の小花を多数開く。生薬には初秋に5〜6年生の根を採取し、土砂を除去し、陰干した後、細根をつけたまま高温(90℃)で2〜3時間蒸し、乾燥させて用いる。類白色で太く、潤いがあり、重質で、味が甘く後にわずかに苦いものが良品。また、その調整法により、細根および周皮を除き乾燥させたものを白参、周皮を取らず軽く湯通しして乾燥させたものを御種人参、雲州人参という。紅参以外のものを総称して人参(ニンジン)(生薬名)という。
薬 効
強壮、強心、鎮静のほか健胃補精神、消化不良、嘔吐、食欲不振に応用される。抗糖尿病効果も報告されている。コウジン以外の製法による一般的なニンジンに比べ効果が優れているとされる。

search豆知識

原生薬であるオタネニンジン(高麗ニンジン)の栽培には約6年かかり、大地の栄養を限界まで吸収させるため、連続して同じ土地で栽培することができません。中国では不老長寿の霊薬として尊ばれ、学名には「全ての病気を治療する万能薬」という意味のギリシャ語が用いられていることから、全世界において効果が実証されてきた生薬です。そのオタネニンジンを特別な製法で最高級品に仕上げたものがコウジンです。

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コウジン
が配合されている主なユンケル