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シベット

ジャコウネコの腺分泌物。ジャコウネコには雌雄とも陰部に香腺嚢があり、分泌物には特異な香り(匂い)がある。新鮮なシベットは黄白色の蜜状の液体だが、時間とともに褐色の軟膏状に変化する。アルコールなどで溶かして薄めると麝香(ムスク)のような香りを放つため、高級香料としても知られる。生薬としては雄のものを用いる。

学名
CIVET
日本名
シベット、霊猫香(レイビョウコウ)
主な産地
エジプト、アフリカ赤道地方
基原
雄の麝香猫の麝香腺分泌物
用 途
強心、中枢興奮、血流増加
消炎、鎮痛
糖、脂質代謝促進

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、汎用生薬便覧 平成12年10月〈日本大衆薬工業協会 生薬製品委員会生薬文献調査部会〉

起 源
雄の麝香猫(ジャコウネコ)の生殖器の近くにある、麝香腺分泌物を乾燥したもの。雌の分泌物には不純物が多いため、生薬としては雄のもののみを用いる。
薬 効
強心、中枢興奮、血流増加、消炎、鎮痛、糖・脂質代謝促進、体力回復などに使われる。ジャコウ(麝香)と同じように、六神丸や奇応丸などの漢方に配合され、気付けや疳の虫に用いる。

search豆知識

ワシントン条約により入手困難となった麝香。その代わりになり、優るとも劣らない効果と評価されているのがシベットです。実はこの麝香=シベットの活用は、中国では遙か昔の唐時代から行われてきたこと。「効は相似たもの」と記された文献も残っています。香水の成分としても古くから活用されてきたシベットは、あのクレオパトラにも愛されていました。いつも濃厚な香りを身にまとっていたというクレオパトラ。その香料のひとつにシベットがあったのです。クレオパトラは男たちの心を捉えるために多くの香料を使いこなしたといわれますが、シベットが持つ中枢興奮作用をちゃんと理解した上で使っていたのかもしれません。

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