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ブクリョウ(茯苓)

菌類性

ブクリョウ

サルノコシカケ科のマツホドの菌核をそのまま乾燥したもの。菌核は不定の塊状で(大きいものでは径30cm)、外面暗褐色〜暗赤褐色でこぶ状のしわがある一方、内部はほぼ白色でやや赤みを帯び特殊な臭気がある。秋〜翌春にかけて土中の菌核を掘り出す。生薬は質が重く帯赤白色で粘り気と潤いのあるものが良品である。

学名
PORIA
日本名
茯苓(ブクリョウ)
主な産地
中国、韓国、北朝鮮、日本
基原
マツホド(サルノコシカケ科)の菌核
用 途
交感神経興奮、強心作用
鎮静、利尿作用
心悸亢進、口渇、小便不利めまいなどに応用

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬局方 第十四改正〈じほう〉財団法人日本公定書協会編集、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉

起 源
サルノコシカケ科のマツホドの菌核をそのまま乾燥したもの。マツホドの菌核はアカマツ(日本産、中国産)やクロマツ(日本産)などを伐採してから3〜5年経過した切株付近で、地下15〜30cmのところにある根に付着して形成される。菌核は不定の塊状で(大きいものでは径30cm)、外面暗褐色〜暗赤褐色でこぶ状のしわがある一方、内部はほぼ白色でやや赤みを帯び特殊な臭気がある。秋〜翌春にかけて茯苓突きで土中の菌核を掘り出し、茯苓の中に松の根の通ったものを「茯神」といわれている。生薬は質が重く帯赤白色で粘り気と潤いのあるものが良品である。
薬 効
利尿作用、抗潰瘍、血糖降下、血液凝固抑制作用のほか、免疫増強作用などが知られている。漢方では、排尿異常による浮腫、下痢、胃腸機能の低下による食欲不振や消化不良、心動悸、不眠、情緒不安定などを伴う症状に効果があるとされる。

search豆知識

茯苓という言葉は、植物の松に住まう精霊(神霊)に伏して(祈ること)できたものという意味で、古くは「伏霊」と書いていました。中国漢方の古典『本草網目』には、「松の神霊の気が結節したもの。大きさ斗ほどの堅きこと石のごときものがあり、それがはなはだ(効き目が)優れている」と記されており、その薬効のすさまじさが謳われています。日本では松の根もとにできる大きなかたまりであることから松塊(マツホド)と呼ばれ、江戸時代に入ってから漢方として使われるようになりました。薩摩産が最上級とされ、常陸や大和、出雲、筑前などが産地として知られていたようです。

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ブクリョウ
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