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トウジン(党参)

植物性

トウジン

キキョウ科のヒカゲノツルニンジンおよびトウジンの根を乾燥したもの。前者は西党、台党、東党(野生品)と路党(栽培品)に大別され、後者は川党参と呼ばれる。低木林などに植生するツル性の多年草で、7〜8月になると淡黄色で内側が紫斑模様の花をつける。

学名
CODONOPSITIS RADIX
日本名
党参
主な産地
中国、北朝鮮、韓国
基原
ヒカゲノツルニンジンおよびトウジンの根を乾燥したもの。
用 途
強壮
食欲不振
疲労倦怠感

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、汎用生薬便覧 平成12年10月〈日本大衆薬工業協会 生薬製品委員会生薬文献調査部会〉、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉、世界の薬用植物IIハーブ事典〈エンタプライズ株式会社〉

起 源
基源は2種類、キキョウ科のヒカゲノツルニンジンおよびトウジンの根を乾燥したもの。さらに前者は西党、台党、東党(野生品)と路党(栽培品)に大別され、後者は川党参と呼ばれる。トウジンは低木林などに植生するツル性の多年草で、7〜8月になると淡黄色で内側が紫斑模様の花をつける。
薬 効
強壮、食欲不振、疲労倦怠感に効果がある。赤血球を増加させる働きもあり、貧血症状にもよい。漢方では補中(胃腸を丈夫にする)、益気(元気を出す)、生津(喉の渇きをとる)の効能があるとされ、口渇や下痢、脱肛などにも用いられる。補益作用は人参と同じなので中国では人参の代用品とされているが人参よリも作用は弱い。

search豆知識

トウジン(党参)という名前が初めて登場したのは、『本草綱目拾遺』に「上党参」の名で収載されたときです。しかし本来、上党参とは満州の上党で獲れるオタネニンジンのことを指します。それが無計画な乱獲、あるいは植生の変化により、この地のオタネニンジンが絶滅。代わって産出されるようになったのがトウジンであると伝えられています。そもそも植物的にはまったく異なるオタネニンジン(ウコギ科)とトウジン(キキョウ科)。ところがこの2つ、なぜか根の形がよく似ていた上、トウジンも強壮薬として脾臓虚弱、食欲不振、四肢無力、疲労などに効果ばつぐんであることからニンジンの代用品として定着したと言われています。

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トウジン
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