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カンゾウ(甘草)

植物性

カンゾウ

マメ科のスペインカンゾウおよびウラルカンゾウの根及びストロン※を乾燥したもの。カンゾウは高さ40〜70cmの多年生草本で1〜2mに達する大きな根茎があり、四方に地下茎を伸ばす。6〜7月頃に花をつけ、7〜8月頃に実を熟す。甘味が強く、ほとんど苦味のないものが良品である。※ストロン: 地上近くを這ってつる状に伸び、節から根や茎を出して繁殖する茎

学名
GLYCYRRHIZAE RADIX
日本名
甘草(カンゾウ)
主な産地
アジア・ヨーロッパに広く分布
基原
マメ科の多年草の根およびストロン
用 途
鎮咳、去痰
解毒、抗炎症、抗潰瘍

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬局方 第十四改正〈じほう〉財団法人日本公定書協会編集、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉、日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、薬用ハーブの機能研究〈健康産業新聞社〉、汎用生薬便覧 平成12年10月〈日本大衆薬工業協会 生薬製品委員会生薬文献調査部会〉、ハーブ大全〈小学館〉、世界の薬用植物IIハーブ事典〈エンタプライズ株式会社〉

起 源
マメ科のナンキンカンゾウ(西北甘草)およびウラルカンゾウ(東北甘草)の根およびストロンを乾燥したもの。カンゾウは高さ40〜70cmの多年生草本で1〜2mに達する大きな根茎があり、四方に地下茎を伸ばす。6〜7月頃に花をつけ、7〜8月頃に実を熟す。乾燥した日なたの草原又は河川流域の砂質粘土地に生じるほとんど野生種から得られる。甘味が強く、ほとんど苦味のないものが良品である。
薬 効
抗潰瘍、抗アレルギー、解毒、肝炎改善、抗ウイルス、抗炎症作用など、さまざまな作用が報告されている。漢方では補気、清熱解毒、止痛などの効能があるとされ、胃腸虚弱、筋肉痛、関節痛、消化性潰瘍、風邪の諸症状などに幅広く用いられている。含有成分であるグリチルリチン酸は、肝臓疾患用薬やアレルギー用薬として慢性肝炎、湿疹、皮慮炎、口内炎症などの治療に用いられる。

search豆知識

カンゾウは最古の薬草とも言われ、様々な逸話・記録が。中国最古の医薬書『神農本草経』(500年頃)には、あらゆる薬の中心的存在として、「国老」という称号が与えられていると記されています。さらに古くは西洋で編集された医学の原典ともいわれる『ヒポクラテス全集』(紀元前5世紀頃)にもその名が。また、エジプトのツタンカーメンの墓からも大量のカンゾウの根が出土しています。その他、胃ガンの家系だったフランスのナポレオンは、いつもカンゾウを噛んでいたとの記録が残っています。

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カンゾウ
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