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トシシ(菟絲子)

植物性

トシシ

ヒルガオ科のマメダオシおよびネナシカズラの成熟種子を乾燥したもの。マメダオシはマメ科などの植物に寄生する一年生のつる植物。生薬としては小粒で黄色く無軸の新しいものが良品である。

学名
CUSCUTAE SEMEN
日本名
菟絲子(トシシ)
主な産地
中国各省(小粒品)、中国(陜西、貴州、雲南、四川省)・韓国・日本(大粒品)
基原
マメダオシ(ヒルガオ科つる性)の種子
用 途
強精、強壮
インポテンツ、遺精、腰痛に応用

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉

起 源
ヒルガオ科のマメダオシおよびネナシカズラの成熟種子を乾燥したもの。マメダオシはつる性の寄生植物で、葉はないが、夏に白色に微紅を帯びた花が咲く。種子はひまめ粃豆のように細かく、色は黄色である。生薬は小粒で黄色く無軸の新しいものが良品である。
薬 効
強心作用や血流の改善作用、代謝機能の亢進作用などがあるほか、免疫力を調整する働きもある。漢方では補陽(エネルギ一を補う)、固精、明目、止瀉、強壮の効能があるとされ、足腰の酸痛、遺精、糖尿病(消渇)、視力低下、排尿障害などに用いられる。菟絲子酒は日本でも滋養・強壮の薬用酒として飲用される。

search豆知識

菟絲子の由来は、腰を強く打ったウサギがツル状の植物の種子を食べたところ、元気に走り回るようになり、それを見た、腰をわずらって寝たきりであった老人が同様に種子を食したところを快癒したという中国の故事から名前がついたとされています。『神農本草経』では「続絶傷を主治し、不足を補い、気力を益し健康に肥らせる」とあり、また『薬性論』には「男子女人の虚冷を治療し、精を添え髄を益し、腰の疼痛や膝の冷えを去る」とあるとおり、腰や関節の古傷によく効く生薬として使われてきた歴史があります。

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トシシ
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