植物性
ナス科クコの根皮を乾燥させたもの。クコの根が骨のような形をしていることからこの名前で呼ばれる。クコは採取部によって異なる生薬として活用されるが、根の場合、太い根から調製した巻状の根皮が良品とされる。
地骨皮は、内臓のうち肝・腎・肺につながる経路と深く関係して、水分代謝や気の流れを整える万能生薬と言われています。「肺水を下ろし、虚熱を退け、筋骨を硬くし、血を涼す」と古書に書かれているように、強壮作用などに使われてきました。日本には"秋ナスは嫁に食わすな”という言葉があり、一節には体が冷えるからといわれていますが、それはナス科の植物に共通する働きとして解熱作用があるためです。