ユンケル

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オンジ(遠志)

植物性

オンジ

ヒメハギ科イトヒメハギの根を乾燥させたもの。イトヒメハギは高さ25〜40cmの多年生草本。春から初夏にかけて薄紫色の可憐な花をつける。また、6〜8月頃に実を熟す。薬用部分の根には弱いにおいがあり、味はわずかだがえぐみがある。木部を抜き去って皮部のみとしたものを製し、良品とする。

学名
POLYGALAE RADIX
日本名
遠志(オンジ)
主な産地
中国、日本(東北以南の太平洋側)、朝鮮半島
基原
ヒメハギ科のイトヒメハギの根
成分
サポニン(オンジサポニンA~G) 、フェノール配糖体、キサントン誘導体、オリゴ糖、トリメトキシケイヒ酸など。

search豆知識

中国の薬書『本草綱目』を記した李時珍は、「遠志を服用すれば、知を益し、志を強くするので、遠志と呼ばれる」と語っていたと言われ、古くから遠志は思考や精神に関しての用途が多かったようです。

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