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オンジ(遠志)

植物性

オンジ

ヒメハギ科イトヒメハギの根を乾燥させたもの。イトヒメハギは高さ25〜40cmの多年生草本。春から初夏にかけて薄紫色の可憐な花をつける。また、6〜8月頃に実を熟す。薬用部分の根には弱いにおいがあり、味はわずかだがえぐみがある。木部を抜き去って皮部のみとしたものを製し、良品とする。

学名
POLYGALAE RADIX
日本名
遠志(オンジ)
主な産地
中国、日本(東北以南の太平洋側)、朝鮮半島
基原
ヒメハギ科のイトヒメハギの根
用 途
強精、強壮
インポテンツ、腰膝軟弱、全身不遂、リウマチに応用

出典: 原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、日本薬局方 第十四改正〈じほう〉財団法人日本公定書協会編集、世界の薬用植物IIハーブ事典〈エンタプライズ株式会社〉、汎用生薬便覧 平成12年10月〈日本大衆薬工業協会 生薬製品委員会生薬文献調査部会〉、原色和漢約図鑑〈保育社〉

起 源
ヒメハギ科のイトヒメハギの根もしくは根皮を乾燥させたもの。イトヒメハギは高さ25〜40cmの中国東北部、華北、東部地帯に自生する多年生草本。春から初夏にかけて、薄紫色の可憐な花をつける。また、6〜8月頃に実を熟す。開花期の根を掘り 出し陽乾して使用する。通常、木部を抜き去って皮部のみとしたものを製し、良品とする。
薬 効
去痰作用、抗浮腫作用、利尿作用などがある。漢方では、精神を安神(安定)させたり、健忘症を益智(改善)する効能でも知られている。動悸、不眠、咳、多痰、乳腺炎、腫れ物などにも用いられる(例:加味温胆湯、帰牌湯、人参養栄湯など)。外用薬として皮膚化膿症の初期に使われることもある。

search豆知識

中国の薬書『本草綱目』を記した李時珍は、「遠志を服用すれば、知を益し、志を強くするので、遠志と呼ばれる」と語っていたと言われ、古くから遠志には認知機能、思考能力を高めるという作用が認められていました。現代においても遠志は「中年期以降の物忘れを改善する効果を持つ」医薬品として承認されていることから、精神神経系への高い薬能があると言えます。

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オンジ
が配合されている主なユンケル