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ニンジン(人参)

植物性

ニンジン

ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根、またはこれを軽く湯通しして乾燥したもの。オタネニンジンは多年生草本で根茎は短く、主根は肥大して分岐する。地上部は高さ約60cmの茎を持ち、年ごとに葉を1枚つける。4〜6年栽培した根を秋に採取して用いる。生薬は類白色で太く、潤いがあり、重質で、味甘く後わずかに苦いものが良品である。

学名
GINSENG RADIX
日本名
人参(ニンジン)
主な産地
日本の長野・福島・島根の各県、韓国、北朝鮮、中国
基原
オタネニンジン(ウコギ科多年性草本)の根
用 途
強精、強壮
健胃補精
抗ストレス
性腺発育促進作用
副腎皮質機能の強化により血糖抑制、消化器運動亢進などの作用

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬局方 第十四改正〈じほう〉財団法人日本公定書協会編集、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉、日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、薬用ハーブの機能研究〈健康産業新聞社〉、汎用生薬便覧 平成12年10月〈日本大衆薬工業協会 生薬製品委員会生薬文献調査部会〉、世界の薬用植物IIハーブ事典〈エンタプライズ株式会社〉

起 源
ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根、またはこれを軽く湯通しして乾燥したもの。オタネニンジンは多年生草本で根茎は短く、主根は肥大して分岐する。地上部は高さ薬60cmの茎を持ち、年ごとに葉を1枚つけ数葉仮輪生する。4〜6年栽培した根を秋に採取、水洗いした後の処理により生薬の名前が異なる。ヒゲ根および細い分枝根を取り陰干、陽干又は火力乾燥させた皮付人参、周皮の大部分を除去してから乾燥させた白参、周皮をとらず湯通しして仕上げた雲州人参(御種人参、雲州製、信州製)がある。生薬は商品の外観形状によって良品を決定し、1〜3等、等外、虎(傷物)の5段階に分け、さらに薬100種類ほどの商品で区分される。類白色で太く、潤いがあり、重質で、味甘く後わずかに苦いものが良品である。
薬 効
血液循環、代謝改善、免疫力賦活や抗ストレス作用が報告されており、不定愁訴、不妊、糖尿病性神経障害、冷え症、高脂血症、動脈硬化などの症状に応用される。漢方では、滋養強壮、健胃、強精、食欲不振、嘔吐、肩こり、疲労、更年期症状の改善・緩和など万病に効くとされ汎用される。

search豆知識

活用の歴史が古く、薬効も高い「人参」には多くの逸話が残されています。薬書に留まらず中国四大奇書のひとつである『西遊記』にも登場。内容は「人参は三千年に一度花が咲き、三千年に一度実を結び、三千年経って熟成する。その姿は生まれたばかりの赤子に似ており、四肢五官みな備わる…」とあり、長い年月をかけて熟成された生命として書かれています。その理由は人参に秘められた力への敬意から。日本では756年に東大寺に献納されたものが、今も正倉院御所に残っています。日本でのオタネニンジンの名は、将軍から授かった「お種」というところから、江戸時代、5代将軍徳川綱吉が名だたる学者を総動員して人参の国産化を図ったと言われています。

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