植物性
ショウガ科ショウガの根茎、ときに周皮を除いたものを生、もしくは乾燥させたもの。前者を生姜、後者を乾姜と呼ぶこともある。よく肥大し、内部が白色を呈し、辛味の強いものが良品とされる。若い根は生薬としては適さない。
14〜16世紀頃のイギリスでペスト(伝染病)が大流行したときには、大勢の市民が感染の危険にさらされていました。しかし、高級品である生姜を食べていた貴族は伝染病を発症しなかったという記録があったことから、当時のイギリス国王ヘンリー8世は伝染病対策として市民に生姜入りのクッキーを与え、この危機を乗り切ったとされています。日本でも生姜湯として古くから用いられており、細菌・ウイルスなどの外敵に対抗するための生薬・ハーブとして大きく世界に広まっていると言えます。