ユンケル

植物性生薬

動物性生薬

菌類性生薬

オウセイ(黄精)

植物性

オウセイ

ユリ科のアマドコロ属のナルコユリの根茎を乾燥させたもの。ナルコユリは高さ50〜100cmの多年草で、初夏に鈴が連なるような小さな花をたくさんつける。花の様子が鳴子に似ていることから、ナルコユリと呼ばれている。薬用部分は根茎。弱いにおいがあり、味はわずかに甘い。

学名
POLYGONATI RHIZOMA
日本名
黄精(オウセイ)
主な産地
中国、韓国、日本
基原
ユリ科のアマドコロ属の多年草の根茎
用 途
滋養、強壮
血圧降下、血糖降下、糖尿病に応用
収れん薬として補腎、盗汗、尿利頻数、腰膝疼痛、月経不止に応用

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉

起 源
ユリ科のアマドコロ属のナルコユリの根茎を乾燥させたもの。ナルコユリは高さ50〜100cmの多年草で、初夏に鈴が連なるような小さな花をたくさんつける。古くは中国で、「体力を培養し、白髪を甦らせ、歯の落ちたるを生き返らせる」、つまり若返りを期待する滋養強壮の妙薬として活用されていた。
薬 効
血圧降下、強心、降血糖作用などがある。漢方では補気(元気をつけ、体力を補う)、潤肺、強壮の効能があるとされ、胃腸虚弱や慢性肺疾患、糖尿病、病後の食欲不振などに用いる。

search豆知識

黄精の名前には、疲労が蓄積した(精力が減退した)時に、物が黄色(かすんだよう)に見えるのを回復させる薬であるとの意味が込められています。その黄精が強壮薬として日本で広く知られるようになったのは江戸時代の頃。砂糖漬けにした黄精を売り歩く様子が、当時の川柳に詠まれています。現在でも、砂糖·飴・餅粉と混ぜた「黄精飴」が、東北地方で販売されています。また黄精を焼酎につけた「黄精酒」は薬用酒として知られ、江戸時代の俳人・小林一茶も愛飲していたと『七番日記』(一茶が残した日記)に記されています。なお、一茶は52歳から65歳までの間に3人の妻をめとり、5人の子をなしているため、一茶の熟年パワーの源が、この黄精酒だったようです。

chevron_left一覧に戻る

オウセイ
が配合されている主なユンケル