ユンケル

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トウキ(当帰)

植物性

トウキ

日本産はセリ科トウキおよびホッカイトウキの根をそのまま、または湯通しして乾燥したもの。中国産セリ科のカラトウキの根をヒゲ根を取りそのまま、または湯通しして乾燥したもの。生薬は肥えてヒゲ根が多くついており、外皮が褐紫色、内部は黄白色のもので、味は初め少し甘く、後に少し辛く、良い香りと潤いのあるものが良品である。

学名
ANGELICAE RADIX
日本名
当帰(トウキ)
主な産地
奈良県(大和当帰)、北海道・奈良・長野県(北海当帰)、四川・甘粛・雲南省(中国産当帰)
基原
トウキ、ホッカイトウキ、カラトウキ(セリ科多年性草本)の根
成分
精油、クマリン、ポリアセチレンなど。

search豆知識

生薬の古書「本草網目」の編者である李時珍いわく、長く婦人病をわずらい、結婚して何年経っても子供ができない女性がいました。夫は次第に気まずくなって家に寄り付かなくなり、悲しんだ女性は、とある仙人を訪ねました。その仙人は悩む女性に、ある草の根を煎じて飲みつづけることを教え、そうしたところ、女性の身体が温まり、冷え性をはじめとした婦人病がなんと治ったのです。そのとき、女性は「夫よ、当に(まさに、いまこそ)我が家に帰ってくるのです」と言い、夫に自らの快癒を伝えました。この故事から仙人の教えてくれたこの薬草に「当に帰る」の意味をあて、「当帰」と名付けたと言われています。現代でも当帰は婦人薬の代表的な漢方である、当帰芍薬散、女神散などに配合されています。

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