ユンケル

植物性生薬

動物性生薬

菌類性生薬

ハンピ(反鼻)

動物性

ハンピ

マムシの内臓を取り除き、皮を剥いだ後、乾燥させて棒状にしたもの。近縁種のハブ、アオハブ、ヒメハブを使われることもある。長さ約50cm。褐色で、黒褐色の円形斑紋が少しずれて並ぶ。マムシの胆嚢を乾燥させたものは「蛇胆」と呼ばれ、こちらも広く利用されている。

学名
AGKISTRODON JAPONICAE
日本名
反鼻(ハンピ)
主な産地
日本、韓国
基原
クサリヘビ科のマムシの皮
用 途
強心、興奮薬
疲労時、冷えに内服
民間的に黒焼きを切り傷、化膿性腫瘍に外用する

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉

起 源
クサリヘビ科のマムシから内臓を取り除き、皮を剥いで長くのばして乾燥させたもの。
ときには、ハブ、ヒメハブも用いられるが、現在の市場品は、ほとんどが韓国産のマムシである。
薬 効
解毒、攻毒、滋養強壮の効能があり、癩病や腹痛、腫れもの、皮膚のしびれ、痔疾などに使われる。健忘症や、うつ病などに起因する放心状態には、茯苓、香附子などと配合した反鼻交感丹、夜尿症には、丁香と配合する香竜散が用いられる。

search豆知識

「反鼻」と言われるようになったのは、『新修本草』(659年)の中で「鼻は反り」と述べられて以降だと考えられています。もっと遡って、なぜ古人たちがマムシを薬用にしようと考えたか、それはおそらく、マムシの持つ驚異的な生命力。首を切り落としても動くこと、交尾時間の長いことはよく知られています。このようなすさまじい生命力を見聞きした人々が、食べることによって自分の体の中にもマムシのような生命力を宿らせたいと願うようになったのだと考えられています。生命力に優れる動植物を食すことで、自らの生命力を補う。民間医療における生薬は、このようにして確立されていったものが多く存在します。

chevron_left一覧に戻る

ハンピ
が配合されている主なユンケル