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ゴミシ(五味子)

植物性

ゴミシ

モクレン科のチョウセンゴミシの成熟果実を乾燥したもの。チョウセンゴミシは落葉性木質のツル性の低木で、5〜7月頃に淡黄白色の小さな花をつける。秋に5〜7mmほどの深紅色の丸い実がブドウのようになるが、この成熟果実が薬用部位で、乾燥させて用いる。皮と肉は甘酸っぱく、核は辛く苦く、全体に塩辛いという、五味があるため五味子の名がついた。

学名
SCHIZANDRAE FRUCTUS
日本名
五味子(ゴミシ)
主な産地
朝鮮、中国、日本では本州北中部から北海道
基原
モクレン科チョウセンゴミシの実
用 途
滋養、強壮
鎮咳、収斂、止瀉
抗ストレス、神経衰弱、疲労回復促進

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬局方 第十四改正〈じほう〉財団法人日本公定書協会編集、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉、日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉、汎用生薬便覧 平成12年10月〈日本大衆薬工業協会 生薬製品委員会生薬文献調査部会〉

起 源
モクレン科のチョウセンゴミシの成熟果実を乾燥したもの。チョウセンゴミシはツル性の落葉性木本で、5〜7月頃に淡黄白色の径約1.5cmの花をつける。後に5〜7mほどの深紅の丸い実がぶどうの房のように連なり、この成熟果実を乾燥させて用いる。
薬 効
利尿、抗ストレス、疲労回復、中枢抑制作用、肝障害改善作用、抗アレルギー作用などがある。近年、ゴミシンAの肝機能改善作用も注目されており、肝炎の治療薬としての研究もされている。漢方では、鎮咳、収渋、強壮、滋養の効能があるとされ、小青竜湯、人参養栄湯、麦門冬飲子、苓甘姜味辛夏仁湯などに処方されている。

search豆知識

五味子は、その名前の通り5つの味を持つ子(果実)の意味。5つの味とは「甘・酸・辛・苦・鹹」で、中医学の古典である『黄帝内経素門』には,「五味は口から入って五臓の気を養う」という言葉があるとおり、五味は五臓(肺・心・脾・肝・腎)に対応しています。それを証明するように、五味子には鎮咳作用(肺)、血圧調整作用(心)、胃液調節作用(脾)、肝障害改善作用(肝)、補気作用(腎)が報告されており、五臓の全てに関係する薬効を有しています。なお、実際にはかなり酸味が強く、5つの味を感じるのは非常に困難とのことです。

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ゴミシ
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