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エレウテロコック

植物性

エレウテロコック

東アジア北部に分布するウコギ科の落葉低木で、夏に緑白色の小さな花を散形につける。日本では北海道に自生することからエゾ(蝦夷)ウコギとも。また枝や葉柄に細く鋭いトゲが多数あることから、刺五加とも。エレウテロコックはロシアでの呼び名。薬用部分は根皮または根茎。わずかに特異なにおいがあり、味はほとんどないかわずかに甘い。

学名
ELEUTHEROCOCCI SENTICOSI RHIZOMA
日本名
エレウテロコック、五加皮(ゴカヒ)、刺五加(シゴカ)、エゾウコギ
主な産地
シベリア地方などの厳寒地、中国、日本では北海道
基原
ウコギ科、ウコギ属の根皮、または幹皮
用 途
強壮
免疫力強化
鎮痛、抗炎症
腰膝疼痛、脚気、水腫、インポテンツに応用

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉、原薬要覧(1993年版)〈松浦薬業株式会社〉    薬用ハーブの機能研究〈健康産業新聞社〉、世界の薬用植物IIハーブ事典〈エンタプライズ株式会社〉、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉

起 源
ウコギ科、ウコギ属の根皮、または幹皮を乾燥させたもの。エゾウコギは高さ2〜3mの落葉潅木で、ウコギに似てエゾ(北海道の古名)にのみ自生することからエゾウコギの名となった。枝はトゲを密生することから根皮の生薬名を中国では刺五加(シゴカ)と呼んでいる。
薬 効
免疫力の強化、抗疲労、抗ストレス、抗アレルギー、鎮静、血圧降下、滋養強壮作用などがあり、同じウコギ科のオタネニンジンとよく似た薬効がある。漢方では去風湿(関節痛・神経痛などの治療)、強筋骨(足腰の強化)、強壮の効能があるとされ、リウマチなどによる関節痛や筋肉痛、加齢による足腰の筋力低下、男性の性的不能などに用いられている。

search豆知識

中国最古の薬書『神農本草経』(500年頃)に掲載されていた刺五加、その科学的検証が行われたのは1960年代。シベリア原住民が強壮薬としてエレウテロコックの根を珍重していることに、旧ソ連科学アカデミーが着目したのがきっかけ。ストレス環境への適応力を高めたり、集中力や耐久力向上につながることが判明しました。その後、旧ソ連ではスポーツ選手への積極活用が行われ、モスクワオリンピックにおける旧ソ連代表選手の活躍にはエレウテロコックが一定の役割を担ったと言われています。これに日本のスポーツ界も注目。長野オリンピックで大活躍した日本のジャンプ選手も愛用していたそうです。またストレスに強い体質を作ることから、現在は宇宙食にも応用されています。

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