ユンケル

植物性生薬

動物性生薬

菌類性生薬

サンヤク(山薬)

植物性

サンヤク

ヤマノイモ科ヤマノイモの根茎の外皮を除去して乾燥したもの。ヤマノイモはつる性、雌雄異株の多年生草本で、夏に白い小花を穂状につけ、根は円柱状に太くて長い。中国産はヤマノイモ科ナガイモを用いる。多くの品種があり、その根茎の形に変化がある。生薬としては白色又は類白色で、質が重く滑沢のものが良品である。

学名
BATATATIS RHIZOMA (DIOSCOREAE RADIX)
日本名
山薬(サンヤク)
主な産地
中国(河南江西、山東省、台湾省など)、日本
基原
ヤマノイモ、ナガイモ(ヤマノイモ科ツル性多年草)の根茎
用 途
強壮、滋養

出典: 原色和漢薬図鑑〈保育社〉、日本薬局方 第十四改正〈じほう〉財団法人日本公定書協会編集、原色牧野和漢薬草大図鑑〈北隆館〉、日本薬草全書〈新日本法規出版株式会社〉

起 源
日本産はヤマノイモの根茎の外皮を除去して乾燥したもの。ヤマノイモはつる性、雌雄異株の多年生草本で、夏に白い小花を穂状につけ、根は円柱状に太くて長い。成長したものは1mにも達し、11月頃葉が落ちてから根を掘る。
中国産はヤマノイモ科のナガイモの根茎の外皮を除去して乾燥したもの。多くの品種があり、その根茎の形に変化がある。江南省に主産し、その集荷地が江南省沁陽県(旧懷慶府)であるので懷山薬またはわい淮山薬といわれている。ナガイモとヤマノイモは非常に近縁な植物で茎、葉柄の色に差があるのみ。
生薬は白色又は類白色で、質が重く滑沢のものが良品である。
薬 効
血糖降下作用、泌尿器・生殖器系への作用、抗炎症作用などがある。漢方では、滋養強壮として胃腸虚弱や体力低下の改善のために用いられる。このほかにも脾胃、肺、腎を補う効能があり、下痢や咳、糖尿病の治療にも使用される。啓牌湯、鶏肝丸、牛車腎気丸、八味地黄丸、六味地黄丸などに配合、処方されることが多い。

search豆知識

「山薬(サンヤク)」という名は、まさに山の薬であったことからきているのでしょう。日本ではもともと里でできる里芋に対して、山でできる山芋と名付けられたといわれます。ジャガイモやサツマイモなどのイモ類との大きな違いは、ネバネバしていること。粘りのある食べ物は、総じて滋養強壮に富むといわれます。この粘りは加熱するとなくなってしまうので、生のまま食べた方がいいそう。もしくは加熱しても冷ましてから食べるようにします。身近で簡単に手に入るものなので、ぜひ積極的に食卓に登場させ、健康づくりに役立てたいものです。

chevron_left一覧に戻る

サンヤク
が配合されている主なユンケル