植物性
バクモンドウ
ユリ科のジャノヒゲの根の肥大部を乾燥したもの。ジャノヒゲは地下に長い根を出して繁殖する常緑の多年生草本で、短い根茎から多数の細長い根を生じ、紡錘上に肥厚した部分(貯蔵根)がある。7〜8月頃根を掘り、貯蔵根だけを用いる。生薬は新しくて潤いがあり、淡黄色柔軟で肥えたものが良品である。
- 学名
- OPHIOPOGONIS TUBER
- 日本名
- 麦門冬(バクモンドウ)
- 主な産地
- 中国(浙江省、四川省などで栽培)
- 基原
- ジャノヒゲ(ユリ科常緑多年草)の肥大根
- 成分
- ステロイドサポニン、粘液質多糖類、ホモイソフラボノイドなど。